プロレス好きは、だいたい友達!

プロレス好きが高じて、柔術、グラップリングに取り組む筆者が、プロレスの見方、知識、哲学を綴ります。全人類がプロレス好きになることが目的です。

プロレスはリアル?フェイク?超人気ホラー作品から考えてみる

プロレスの歴史は、街頭テレビから始まりました。

街頭テレビに人々が集まり、画面のむこうのレスラーの熱い戦いに大きな声援を送り、

明日生きる力を与えられたのでした。

戦後の日本国中に大きな夢と希望を与えたのはプロレスでした。

それから世の中の発展とともにプロレスは進化を遂げてきて、ここにきて新日本プロレスは過去最高ともいわれる盛り上がりを見せています。

アイドルのドラマとタイアップしたり、カードゲーム会社のたゆまぬマーケティング活動によって、一般の人々にもプロレスは浸透してきました。

もはや、一部のコアな人たちのものではなく、老若男女、様々な人がプロレスの会場に足を運んでいます。

つい最近も、トップレスラーの交際が報道されましたが、トップレスラーはスーパースターでなくてはならないし、強い男がスポットライトを浴びなくてはいけません。

 

プロレスが背負う、永遠の呪縛?

さて、そんなプロレスが背負う呪縛があります。

もう例えば10人の人が集まり、プロレスの話題になったら必ずこの言葉をいう人はいるでしょう。

プロレスファンであるあなたもきっとこんなことを言われたことがあるでしょう。

昔は、元レフリーがこのことを話題にした本を出版し、話題になりました。

 

「プロレスって八百長なんでしょ?」

 

はい、出ましたこの言葉!

きっと、プロレスの話題が盛り上がるのが面白くないのでしょう。

プロレスが脚光を浴びるのがそんなにも気に入らないのでしょうか?

決まり文句のように、「勝敗決まってるんでしょ?」とか、

「台本あるんでしょ?」このように聞いてきます。

そもそも、私が知るわけないじゃん!というところでも若干イラッとするのですが(笑)

今日はそんな、「永遠の呪縛」に対する私なりの答えを綴りたいと思っています。

 

 

ここで、プロレス以外に大変参考になるジャンルがあるのでその話を。

 

 

ホラーファンに超人気!「ほんとうにあった呪いのビデオ」

「ほんとうにあった呪いのビデオ」をご覧になったことはありますか?

TSUTAYAなどでレンタルされているホラー作品なのですが、めちゃくちゃ人気なんです。

私の周りでもファンはたくさんいますし、「金字塔」と呼べる歴史ある作品です。

これは一般の人が撮影した様々な心霊映像を紹介する作品で、一本の作品につき単発で映像を紹介したものが6つほど、そしてドキュメンタリー形式で映像にまつわる不可思議な出来事を記録したものが2つ、計8つほどの映像が収められています。

それがもう75までリリースされています。

夏によくテレビで心霊特集ってやると思います。(今は少なくなりましたが)

番組内に映像特集があるのですが、実はそのほとんどがこの作品からの出展だったりしますw

そして時代がどんどん変わっていくように、映像を収めるアイテムも変わっていくのが面白いです。

昔はホームビデオで撮影した映像が大半だったものが、スマホになり、最近ではGoproや、ドローンでの心霊映像も収録されています。

私は大好きでよく借りて観ています。

 

プロレスと、「呪いのビデオ」の共通点

なぜに、プロレスの話をしたあと、呪いのビデオに話が移るのか。

理由は、この二つには共通点があるからです。

 

理由はそう「フェイクなのかを気にする人がいる」という点です。

つまり、冒頭の八百長問題です。

呪いのビデオに対しても必ずそういうことをいう人がいます。

「これは作り物なんじゃないか」とか「合成だろ」と。

 

フェイクか、リアルか、そんなことはどっちでもいい!

私の答えは「どっちでもいい!」です。

んな雑なこと、と思われるかもしれませんが、事実そう思っています。

どっちでもいいんです、そんなこと。

 

今からその理由を綴っていこうと思いますが、そもそもプロレスを観るのだって、呪いのビデオを観るのだって、「感情が動く」ことが目的だったりゴールだったりすると思っています。

「検証」をしてるんじゃないんです、「感情を動かす」ことをしています。

 

プロレスを観て、凄いと思う、痛そう…と思う、この野郎!と思うことで感情が動いています。

 

呪いのビデオを観て、怖い・・と思う、昔観た怖い映像と重なる・・・

そうやって感情が動く。

 

それでいいと思うんですよね。喜怒哀楽の中の何にせよ感情のスイッチが押され、心が動いていますよね。それでいいじゃないですか。

 

逆にフェイク、台本があるのがいけないってことはあるのでしょうか?

そりゃ、勝負事、競馬やスポーツなどは絶対にいけないですよ。

でもプロレスや呪いのビデオは、第一にエンターテイメントです。

演劇やドラマ、そっちのカテゴリーなので、あってもいいと思っています。

 

フェイクがいけない、台本があるのがいけない、作りものがいけない、

そういう人はドラマなどに対しても「いや、これ台本あるんでしょ」って言いますか?

あるに決まってますよね?でも面白いものは面白いですし、感動するものは感動しますよ。フェイクかどうか、そんなところじゃないですよ。

 

「リアルかフェイクか」より「面白いか、面白くないか」

 検証しても面白くないですよ。

「リアルかフェイクか」より、「面白いか、面白くないか」を基準に観てみてください。

面白いっていうニュアンスのなかには「喜怒哀楽」や驚き、恐怖も含めてですけど。

 

プロレスラーなんて超人ですよ。100㌔以上の大男が跳んで、エグイ角度で落とされても立ち上がる。そんなタフな試合を年間150試合以上行う。

凄くないわけないじゃないですか。

 

呪いのビデオだって、カメラが切り替わった瞬間、背後に女が立っていたら怖いですよ。

首のない人間が追っかけてきたら怖いですよ。理屈なんてないです。

シンプルに面白いか、面白くないかだけを考えればいいのではないでしょうか。

なので、これは一概には言えませんが、プロレスを楽しめる人は呪いのビデオも楽しめますし、呪いのビデオを楽しく観れる人はプロレスもきっと楽しく観れるはずです。

(好みは分かれますけどねw)

 

「リアルかどうか」こだわっていると、どこかで切なくなることがある

いかがだったでしょうか。

何に対しても「リアルかどうか」にこだわっていると、どこかで切なくなる瞬間が訪れます。リアルという言葉の中には、現実という意味も含んでいますが、現実だけ見るのって辛いですよね?そうじゃなくて、リアルなのかはわからないけど、単純に面白い。

リアルかフェイクかを超越したところに存在するものが人の心を動かします。

 

どっちが正しいとかじゃないですよ。どっちも正しいんだと思います。

 

 

 

苦みが旨みに。プロレスの好みは変わる

先日、新宿の「雛寿司」というお寿司食べ放題のお店に行ってきました。

食べ放題、といっても回転ではなく板前さんがしっかり握ってくれます。

 

注文するお寿司を用紙に書いて店員さんに渡すと、板に乗った美味しそうなお寿司が登場します。

綺麗な店内で、お1人でも入りやすいと思います。ランチタイムもやってますので、是非新宿に行ったときは寄ってみてください。

 

知り合いと食べていたんですけど、お互いお酒も飲んでいました。

最初はお互いビールだったんですけど、途中から知り合いはサワー、私は「黒霧島」を

ずっと飲んでいました。

 

霧島シリーズを飲まれたことはありますか?九州で製造されている焼酎で、私は黒霧島が好きです。

 

霧島のCMなんですけど、九州の郷土料理と霧島を合わせて紹介する動画がありまして、凄く美味しそうなんですよ。それがあったんで、お寿司とあわせて霧島を飲んでいました。

いいなぁ、ビールが好きだけどもっと焼酎とか日本酒をこれからメインに飲んでみようかなと今年の抱負を考えました(笑)

 

 

昔、はじめて焼酎を口にしたときは、「なんだこれ・・・こんなもん飲めるか」と

強く思ったものです。(笑)

こんな苦い、なんともいえない透明なものを良く笑顔で飲めるな、と大人たちを不思議に思ったものです。

 

子供の味覚と大人の味覚

 

お酒に限らず、子供の頃には全く食べられなかったものが、大人になったら食べらえるようになった、いやむしろ好きなものになった、そういう経験は誰しもあるのではないでしょうか。

「好みは変わる」これはザラにあるものです。

 

その違いというのは、舌にある「味蕾」(ミライ)が関係しているといわれます。

味蕾というのは、簡単に言うと味を感知するためのもので、苦み、うま味、辛味などを判断するために重要で、子供の頃の方が数が多く、大人になるにつれて数は減っていくといわれています。

 

子供の頃に苦いもの、酸っぱいものが食べられないのは、味蕾の働きによって身体にとって危険なものを避けるための本能的な働きであるのです。

 

それが年齢を重ね、味蕾の数が減り、そして様々な経験を蓄積していくことで、食べられなかったものが食べられるようになる、美味しいなんて微塵も感じなかったお酒が飲めるようになるんですね。

このように、好みは変わっていきます。

 

プロレスの好みも変わる

 

これと全く同じように、プロレスの好みも変わりますし、それがプロレスを見続けていくことの楽しみの一つであったりもします。

プロレスというのは、観ている人の「考え方」や「生き方」そういったものをレスラーに対して反映するものです。映画やドラマの役に己を重ねるのと全く同じで、レスラーに対して反映させるものです。

レスラーのスタンス、そして発信方法、試合スタイル、自然と応援したくなるレスラーは存在しますし、点ではなく、線で観ていくと一層面白さは増します。

まるで成長日記を見るかのように、選手の活躍の歴史を知ることで一層試合の見方も変わります。

そして、そんな好みのレスラー、アイドルでいうと「推し」っていうんですかw

推しレスラーは変わっていくものだと思います。あなたはどう思われますか?

 

・「純プロ」と「格プロ」という言葉

私がどっぷりプロレスファンに目覚めたのは、中学一年生の頃でした。

当時はまさに「純プロ」と「格プロ」という言

葉が紙のプロレスという雑誌に躍っていた時代です(分かる人いるのかw)

要するに、「格闘技的なプロレス」が流行っていた時代で、「格プロ」と呼び、

昔からあるプロレスを「純プロ」と分けて呼んでいたんですね。

 

格闘技プロレスというのは、小川直也とか藤田和之とかオープンフィンガーグローブを付けてのプロレス。特に小川直也橋本真也は一般の人にも大きな衝撃を与えましたが、新日本プロレスは特に格闘技的なプロレスが全盛の時代でありました。

 

格闘技プロレスから入った私

んで、格闘技ファンから入った私は、オープンフィンガーグローブをつけた喧嘩マッチ的な格闘プロレスが、「これがプロレスか」と思ったのでしたw

プライドなどとの純MMAとは雰囲気も違いましたし、プロレスラーがMMAに出場もしていましたから、そのあたりの線引きも曖昧でしたし、当時はそれで良かったんだと思います。

抵抗感もありませんでしたし、「猪木カラー」みたいなものが好みだったのだと思います。

純プロは面白くないと感じていた!

んで、当時はいわゆる「純プロ」、新日本でいうと武藤敬司とかそういった純粋なプロレスがあまり面白くないと感じていました。

プロレス観ていて何言ってんの?と思われるかもしれませんが事実そうでした。

 

ワールドプロレスリングでも、格闘技マッチ的なものを観たかったですし、新日本プロレスの選手というよりどちらかというと格闘技的な雰囲気のある外敵に興味がいっていました。

 

入口が違ったというか、観ている部分が違ったので、華麗なムーブとか、良く分からなくて、「それ、格闘技で使えないだろ」とよく思っていたものでした・・・

 

今は、純プロしか観たくない!!

時は流れて、プロレスの好みは完全に変わりました。

今は、純プロしか観たくないです。

というか、MMA的なプロレスはほんと面白くないと感じるようになりました。

 

それは自らでもMMAに取り組んで楽しいことも死ぬほどしんどいことも経験して、

MMAにはないプロレスの魅力が分かったのが大きいんだと思いますが、

それだけに過去の純プロの試合動画、たとえばNWOジャパンの頃の試合とか、

めちゃくちゃ面白く感じます。そして今の新日本プロレスの試合もほんと面白いです。

昔の私ならもしかしたらつまらないとかんじたかもしれませんし、面白さに気づけずにいたと思います。

「格闘技で使えるか?んなくだらないことどうでもいいだろ!」っ感じですw

 

推しレスラーや押し団体は変わるものです。昔は否定していたスタイルが今は大好きとか。正直すまんかったってかんじですw

 

自らの生き方とレスラーを重ねてみましょう。

昔は苦手で関わりたくなかった人と今は嘘のように親友だったり。

人間ですからそういったことはあります。

ぜひ、レスラーに己の生き方を重ねて試合を見てみてください。

きっと、今より気持ちを入れて応援することができるとおもいます。

 

そして、もしプロレスを長く観られているなら、昔は受け付けなかったレスラーを

もう一度見てみると、何か以前は見えなかった部分が見えて、そのレスラーを応援したくなるかもしれません。

プロレスは大河ドラマどいいますが、長く観戦しているとそういう面白さがあります。

点から線で観戦していきましょう。

 

 

 

G1クライマックス開催ということで、15年前の新日本の日本武道館大会を振り返る

3連休も終わり。今年が始まって10日ほどが経ちました。

いかがお過ごしでしょうか?

 

さぁ、新日本プロレスの2018年の年間ビッグマッチの日にちと会場が発表されました。

特に、「G1クライマックス日本武道館3連戦」これに驚いた人は、私含め多いのではないでしょうか?

 

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G1クライマックスといえばご存知プロレス界の夏のビッグイベントです。

連日に渡ってシングルマッチを繰り広げる真夏の過酷なリーグ戦で、過去様々なスターが生まれ、多くのドラマが誕生しました。

確かK-1が、新日本のこのG1をヒントにワンデーのヘビー級グランプリを考案したといわれている、と記憶していますw(なんだこの表現は)

 

あなたの、G1でのベストバウトは何の試合ですか?

 

そんな真夏の祭典のG1といえば「両国国技館」で行われることが慣例です。

2014年に決勝が西武ドームで行われたことはありましたが、第一回から最終局面は常に常に両国国技館で戦われました。第一回の際は、蝶野正洋が優勝を決めた瞬間に無数の座布団が国技館を舞ったのです!

 

江戸東京博物館の横にあるお相撲さんの聖地は、プロレスの聖地でもあるわけです。

 

なので、日本武道館3連戦というのは前代未聞、G1が日本武道館で行われるのは物凄く珍しいことなのです。今から日程を押さえておく必要があるのかもしれません。

 

さて、このG1が開催されるのもそうですが、新日本の日本武道館大会というのは本当に久しぶりの響きでありまして、15年ぶりと書いてありましたね。

 

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15年前って、何していました?

 

15年前・・・あなたは何をしていたでしょうか?

 

2003年6月13日、新日本プロレス日本武道館大会は、今の新日本、いや今のプロレス界に繋がってる部分も多く、後から振り返るとターニングポイント的な興業でありました。

今回は、15年前の日本武道館大会を振り返ってみようかなと思います。

15年前ですから、写真もないことが多いので、伝わりにくい部分ももしかしたらあるかもしれませんが、できるだけ詳細に届くように努めます。

 

・2003年の日本武道館への流れ

まず、この年を象徴したのが、高山善廣が年始の1月4日東京ドームでかつてアントニオ猪木が保持していたNWFのチャンピオンになったことが挙げられます。

 

当時のIWGPのチャンピオンは永田裕志

5月2日の東京ドームでIWGPとNWFの統一戦が行われ、勝利した高山は2冠になりました。

 

 6月の大阪でまずは天山広吉を相手にIWGPのベルトを防衛。

休む間もなく日本武道館大会でNWFの防衛戦に臨んだのでした。

 

そのほかの流れとしては、当時の新日本を席巻していた「魔界倶楽部」。その魔界4号としてマスクを被って試合を行っていた柴田勝頼が永田へ宣戦布告。この武道館大会でシングルマッチが組まれました。

 

そして、あの選手が、新日本プロレスに14年ぶりに参戦したのでした!

 そのあたりをピックアップ!

 

1.高山善廣vs中邑真輔

実況の辻よしなりさん曰く「エベレストよりも高いところに位置する男」として、

当時のマット界を闊歩していた高山。

 

その高山の王座に挑戦したのが、当時スーパールーキーとして新日本の未来を背負うと期待されていた中邑真輔でした。他のヤングライオンと違うのは、今でいうMMAの試合もこなしていたことでした。破格の扱い、そして異例の速さでタイトル戦まで漕ぎつけました。

この試合は、まさに高山善廣の「潰し」「怖さ」が全面に出た試合でした。

 

この試合を象徴する場面は開始まもなく。

中邑がタックルに入ったところに高山の破壊力ケタ外れの膝蹴りが正面からぶつかったのでした・・・

当時、ワールドプロレスの放送でテレビで観ていてもその音がはっきりわかる音量で、鈍い音が鳴りました。

 

MMAの試合では完全に試合終了になる一撃でしたが、それでも向かってくる中邑に

高山はまさに鬼となり、容赦なく中邑を叩き潰しにかかりました。

 

実況のGKこと金沢克彦さんは「高山は本当にプロレスの洗礼を浴びせていますね。

総合格闘技だけじゃないんだよ、もっとプロレスは厳しいんだよと」と言っていたのを今でも覚えています。

 

ドンフライを相手に歴史に残る壮絶な殴り合いをPRIDEで演じた高山だからこそ、

それでもプロレスの方が厳しいんだよと中邑へのメッセージだったのか。

この試合は、明らかに他のNWF防衛戦とは違っていました。

 

最後は、エベレストジャーマンで高山の勝利。壮絶な試合の末に、NWFをしっかり防衛しました。この試合で中邑を評価した高山は「俺のところに預けてみろ」という発言をしていて、その後、真猪木軍として外敵側のコーナーに中邑が立ったこともありました。

のちに、IWGP王者になった中邑と、NWF王者の高山の統一戦が行われ、

勝利した中邑がNWFを封印することになったのですが、今現在、世界のマット界を滾らせる中邑の、プロレスに開眼した試合こそ、この日本武道館での高山戦だったのです。

 

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永田裕志vs柴田勝頼

当時、新日本マットの最前線で戦っていた永田に、2003年5月の後楽園ホールで突如噛みついたのは柴田勝頼でした。

今はザ・ストロングスタイルな、ゴツゴツなんですけど色気がある柴田勝頼でしたが、当時はオープンフィンガーをつけて、当時の新日本プロレスで多かった「喧嘩・殺気」スタイルでした。

 

 

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試合はあまりかみ合わず、確かノーコンテストで終わった気がします(すみません定かじゃないです)。昨今ではNEVERのタイトルマッチをかけて激闘を繰り広げていますが、時代によって同じシングルマッチの顔合わせでも様子が変わってくるのは面白いです。これがあるので長年プロレスを見るのが楽しいんですね。

今なお続く関係性の、ある意味スタートだったのかもしれません。

 

 

 

鈴木みのる新日本プロレス参戦!

 

 個人的には、この大会といえばこの試合。

パンクラスミッションとして、鈴木みのるが14年ぶりに新日本プロレスに参戦したのでした。

 

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パンクラスで思うように振るわず、「もう引退か・・」と意識しだした頃に、

最後は同期の佐々木健介と試合をしたいと試合は決まりましたが、まさかの白紙。

そこで手を挙げてパンクラスのリングで堂々と戦った、鈴木みのるの思いを真正面から受け止めた獣神サンダーライガー鈴木みのるは新日本イズムを感じたのでした。

「もう一回、新日本プロレスに参戦したい」

そして、受け身の取れるプロレス仕様の身体に変身し、武道館のリングに登場したのでした。ちなみに合宿の様子も放送されていましたが、これがなかなか面白かったです。

この試合は映像がありました。

 

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この絵がなかなか興味深い。つい先日、髪切りマッチを行った後藤が当時は若手として、ロープを開けていました。時は流れましたね。

 

試合内容も、まだパンクラススタイルな鈴木みのるなんですが、高速のパスガード、

えぐい角度のフェイスロックなど玄人好みな展開で、ロープワークをほとんど無し。

 

がしかし、終盤、綺麗なドロップキックを繰り出し、場内をどよめかせたあと、フィニッシュは「逆落とし」というスリーパーホールドからそのまま投げるという荒技。

最近は見なくなりましたが、当時の鈴木みのるの必殺技でした。

 

三冠王者も、プロレス大賞MVPも、棚橋との死闘も、GHC王者も、何もかも。

プロレスラー「世界一性格の悪い男」鈴木みのるはこの日生まれました。

 

 

15年前の新日本プロレス日本武道館大会は主にこのような試合が行われました。

 

 

プロレスファン継続率?

 

企業生存率ってご存知ですか?

新たに起業した会社が数年後生き残っている確率、みたいな数値ですが、

10年存在する会社は約5%ほど。残りの9割以上は無くなる、といわれています。

実に、ほとんどの会社が消える、というデータがあります。

要するに、15年って物凄く多くのものが変わっていくということです。

今は無いものも多いでしょうし、逆に今はあるものもあるでしょうし。

 

その当時、プロレスファンだった人は今はファンじゃないかもしれません。

プロレスファンの継続率ってどのくらいなんでしょうか(笑)

 

その当時から見続けている人にとっては感慨深い部分もあると思います。

そんな記憶を掘り起こす作業は、面白かったです。

こんな時代があったんだと、少しでも知っていただけるきっかけになったら幸いです。

 

日本武道館3連戦、楽しみですね!

新日本にとっては「鬼門」といわれることもある日本武道館で、今最高に勢いのある

新日本プロレスがどんな興業をするのか。

 

 

最後に、高山善廣さんの回復を願って信じています!

もう一度、あの雄姿が見たいです!

こうしてブログを書いていたら、当時の記憶が蘇ってきました。

 

 

このブログの目的

こんにちは。藤澤です。

 

今日は、改めてこのブログの目的を綴りたいなと思います。

 

目的といっても、そんな大げさなことでもちろんないですし、根本の部分はというと、

「書きたいから書く!」なんですけどね(笑)

 

ただ、こうやってプロレスに関することを綴っていくことで読んでくれたあなたにとって様々な形で幸せがあればいいと思ってますし、何かきっかけになっていただければ幸いです。

 

 

目的1.「プロレス好き」を応援する

 

私の話になってしまいますが、私がプロレスにはまったというか夢中だったころ、

私の周りにはプロレスファンはほぼ皆無でした・・・・(涙)

 

地方に住んでいたのですが、ゴールデンタイムで放送されていたわけでもなければ、

巡業がしょっちゅう来ていたわけでもない、ましてやプロレス業界的にはいわゆる

「冬の時代」でした。

 

要するに、同じ話ができる「仲間」がいなかったんですよね・・・・

あなたの周りはどうですか?プロレスの話ができる方はいますか?

周りに何人も仲間がいるということもあるでしょうし、もしかしたら全くいない、

だからあまりプロレス好きということは言っていない、かもしれません。

どんな状況であれ、プロレス好きを応援したいと思っています。

 

プロレス仲間がいない寂しさも、居る喜びも知っています。

 

このブログをちょくちょく覗いて、「あー分かる!」とか、

「これは違うと思うな、私はこう思う」という形で、プロレス感情が動くことで、

日々が楽しくなっていたら素敵だと思います。

 

 

目的2.日常の「プロレス」を発見し、シェアする。

 

プロレスほど、いろんな楽しみ方ができるものはないのではないか。

私はそう思います。

大技の応酬を楽しむこともできますし、入場を楽しむこともできますし、

私みたいに序盤のグラウンドの攻防を楽しむマニアもいるでしょう(笑)

 

実に多彩な楽しみ方ができますが、その中のひとつに、

「日常の中のプロレスを発見する」というものがあります。と私が思っています(笑)

日常の中の些細な出来事が後から振り返ると「あぁ、プロレスっぽかったな」と思うこと。プロレス好きならきっと感じたことがあるこの瞬間。

そんな日常の一瞬を綴っていけたらと思っています。

 

目的3.「プロレスラーみたいになりたい」男の物語を紹介

 

プロレスを何年も見ていて詳しい方、全ての団体を実際に観戦したことがある方、

様々な方がいらっしゃると思いますが、この執筆者である藤澤がちょっと違う点は、

プロレス好きが高じて、実際にリングに上がったり、格闘技を行っている点であると思っています。

 

プロレス、格闘技の聖地である後楽園ホールのリングにも上がりましたし、

何千人という観衆の前で勝ったことも負けたこともあります。

プロレスラーの入場曲で入場していましたし、ジャーマンスープレックスも繰り出したことがあります。

 

そして、今は柔術グラップリング競技に専念して、ヘビー級のプロレスラーのような

組技選手を目指し、組技最強を目指しています。

やりたいこと、向いていることを突き詰めて考えて、そして今に至るわけですが、

全てプロレス好きが高じて、今こうしていると思っています。

この運命、とことん戦って、切り拓いていきたいと考えています。

 

と、そんな男の物語も楽しんでいただけたらと思っています。

上手くいかないことの方が多いですが、紆余曲折あるストーリーの方が、プロレスは面白いってことで(笑)

 

このブログでは、柔術グラップリングの技とか試合の様子なんかも綴っていけたらと考えています。全てはつながっていると思っています。

 

 

 

 

 

 

 

1月4日東京ドームは、テレビ観戦でも問題ない3つの理由

どうもこんにちは。藤澤です。

 

あんまり、ベタなことは言いたくないですが、もう今年4日経ったんですね。

お正月は美味しいものたらふく食べましたか?私はたくさん頂きました。

プロレスラーは超人じゃなくちゃいけません。(プロレスラーではないですがw)

おかげで、体重10キロ増量してヘビー級に転向した大谷晋二郎みたいですw

 

さて、1月4日は、1・4はそう、新日本プロレス東京ドーム大会です!!

 

 

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今や、プロレス界の最大規模のイベントです。格闘技興業も東京ドームでは久しく開催されていない昨今、毎年東京ドームに何万人もファンが集まり、盛り上がるこの日は、プロレスの力というか、なんていうか、「プロレスファンでいてよかった」と思えるそんな大切なイベントです。

 

いわば、東京ドームにぎっしり「同志」が集まるわけで、フェスですよね。

これは私だけかもしれませんが、東京ドームに野球観戦で入ったことはありませんw

プロレス観戦でしか入ったことがありませんw野球は全く詳しくないもので。

 

プロレスフェスでしか入ったことがない東京ドームですが、館内の何万人ものファンを見ると「壮観」ってなもんです。

 

かつて、1月4日東京ドームでは様々なドラマだったり、事件が起こりました。

毎年、その前年の年末までのシリーズで様々なドラマが出来上がり、その総決算がこの年始の東京ドームになるわけです。

 

あるいは、この東京ドームで生まれた遺恨やドラマがそのあとの2月、3月のシリーズに繋がっていく事が多いです。

 

プロレスは、点と点が線でつながる部分に面白さがあります。それは試合での結果かもしれませんし、乱入という形かもしれませんが、この東京ドームでのインパクトは大きいわけです。最近では、オカダカズチカもそのパターンですね。

 

先ほども書きましたが、新日本プロレスの1年の総決算でもあり、1年のスタートダッシュでもあるこの1月4日東京ドーム大会は、会場で見るとド迫力です!!

 

 

・体調を崩し、ダウン・・・・

 

なんですが、私は今年、東京ドーム大会の観戦にいけませんでした(泣)

体調を崩してしまいまして、寝込んでしまいました・・・

 

おい、行こうと計画していたのに・・・・なんてこった・・・

 

もしかしたら、何か変なものを食べてしまったのかもしれませんし、風邪をどこかでもらってしまったのかもしれませんが、タイミングが良くなかったとしか言えません。

 

そんな中、東京ドームの様子を聞いたりすると、嫉妬の嵐です(涙)

俺だって行きたかったけどさぁぁぁぁ。

 

(なので、先ほどのドームの写真は、知り合いから送られたものを拝借致しましたw)

 

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・1月4日東京ドームはテレビ観戦でもいい!

 

私のように体調を崩してしまって、観戦に行けなかった方。

あるいは、仕事の用事、新年会と重なってしまって観戦に行けなかった方。

もしくは、地方にお住まいでなかなか水道橋まで行くのが難しい方。

 

生観戦にいけなかった理由は様々思いますが、ひょっとしたらこんなことを考えているのではないでしょうか?

 

東京ドーム行けなかった・・プロレスファンを自負しているのに・・

 

もし、そのようにお考えなら、今回の記事はあなたのための記事です。

1月4日東京ドームに関しては、テレビ観戦でも問題ない理由を綴ろうと思います。

ひょっとしたら、私の偏見の部分もあるかもしれませんが、ご覧あれ!

 

 

 

 

 1.正直、見えにくい・・・雰囲気を楽しむもの

 

先ほども言ったように、フェスです。しかもドでかい会場です。

こうなると、後楽園ホールディファ有明などと全く違い、選手の様子は正直あまり良く見えません。モニターとリングを交互に観る、そんな感じです。

なので、じっくり観たい場合はテレビ観戦の方がメリットは大きいといえるかもしれません。

 

 

 

 

2.解説付きの方が分かりやすいことがある

 

1年の総決算で、1年のスタートでもある東京ドーム大会は、前年までしっかり追えていないと、対戦する選手の関係性が分からないことが結構あります。

前知っていた選手のデータが全く使えないなんてこともあります。

そんな場合は、実況や解説付きのテレビ観戦の方がより伝わることもあります。

 

プロレスって、他のジャンルと違って「解説付きで記憶するもの」っていう部分も大きいんですよね。テレビでの実況って覚えていますし重要なものなのです。

GKの解説や、山崎一夫さんの解説を聞いてると「あー、ワールドプロレスリングだ」と安心したりしますしw

 

 

 

 

3.テレビを見る機会が多いお正月だからこそテレビ観戦

 

3つ目は、私だけかもしれませんがw

年末年始の機会はいつもよりテレビを見る機会がきっと多いのではないでしょうか?

紅白歌合戦、年末格闘技「RIZIN」、箱根駅伝、など「あー年末年始♪」っていうコンテンツがたくさんありますが、だからこそテレビでプロレス、なんですよね。

 

なんていえばいいんだろう、家庭のテレビ内でのイデオロギー闘争なんですよ(笑)

比較して視聴するんです!伝わってますかw

 

もし、実家の居間でご覧になっていて、だれか他に観る人がいたら宣伝するんです。

伝わってますかw

 

特に格闘技とテレビで観て比較して、「やっぱりプロレスおもしれぇ」って再確認するんです(放送は深夜でしたがw)

 

こういうのもお正月ならではかなと私は思います。

 

 

いかがだったでしょうか?

 

「東京ドーム大会は生観戦に限る」そうお考えのあなたはきっと関東圏にお住まいの方だと思います。

私みたいに地方に住んでいた人間はテレビでの東京ドーム放送がずっと楽しみでしたし、思い出にもなっています。

 

年始のビッグイベントを生観戦できなくてもそれ以降をしっかり追えばいいわけですし、プロレス団体は新日本だけじゃないですからね。

 

・・・といっても、観戦したかったですけどねw

 

 

 

 

はじめまして

はじめまして。

 

藤澤です。今日からこのブログを綴っていこうと思います。

 

プロレス大好きな私が、プロレスにまつわることを綴ることで、プロレスファンが喜んだり、一人でもプロレスファンが増えたり、そうなってくれたなら、嬉しいです。

 

最初なので、自己紹介をさせてください。

 

このブログをご覧いただいているということはあなたももしかしたらプロレスファンの可能性が高いですが、私がプロレスを見始めたのは、佐々木健介の「正直、すまんかった」の頃ですw

 

つまり、20世紀から21世紀にかけての間、プロレス界にとっても格闘技界にとっても様々な出来事があった激動の時期で、プロレスと格闘技が交差した年でもありました。

そのころから数えますと、そろそろ17年、ですか。

 

その間、正直あまり追えていない時期もあったりしますが、好きなレスラー、好きな団体は変わりながらも根底にはいつも「プロレス好き」が棲みついていました。

 

様々な判断基準を「プロレスラーだったら」と考えたり、「プロレスラーだったらこう言うよな」とか、もう病気っすねw

その辺はあとで綴るとして、

 

今2018年。

世の中が便利になり、様々な価値観が生まれていく中、プロレス人気が着々と復活しているのは何かを意味することに他ならないのでしょう。

年末の格闘技放送も反響があったりしますが、ここは堂々と「プロレス側」として、

情報発信を行っていきたいと思っています。

 

では、当ブログをよろしくお願い致します。